著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2021年07月31日
住所:〒160-0011 東京都新宿区
若葉1丁目10
日本には「和菓子」と呼ばれている日本発祥のお菓子があります。日本人が大好きな「鯛焼き」という鯛(たい)の形をした和菓子が、その1つです。鯛焼きとは、小麦粉が入ったワッフルのような生地の中に餡子(あんこ)という小豆でできた甘いペースト状の物が詰まっているお菓子です。その他に、カスタードが鯛焼きの中に詰まっている場合もありますが、餡子が一般的です。
日本全国に評判の鯛焼きがありますが、東京三大と言われている鯛焼きが存在し、その1つは「たいやきわかば」という新宿区にある鯛焼き専門店です。たいやきわかば以外に、港区にある鯛焼きの発祥の店である「浪花家総本店」と中央区にある「柳屋」があります。
昭和28年(1953年)創業のたいやきわかばは、塩の効いた餡子を使用しています。東京都の他の鯛焼きにない、特徴的で、言葉で上手に表現しにくい絶品です。演劇評論家の安藤鶴夫は「鯛焼きの尻尾には、いつも餡子がありますように」と発言しました。たいやきわかばはその言葉を社訓としていて、変化のない味をずっと提供しています。
鯛焼き以外に、たいやきわかばは団子を提供していて、季節によってかき氷も頼めます。春夏秋冬訪れる甲斐のある店です。