著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2024年10月13日
住所:〒151-8557 東京都渋谷区
代々木神園町1−1
明治神宮は名前の通りで、明治天皇と昭憲皇太后を祀る東京都渋谷区にある神社です。明治天皇は明治時代(1868〜1912年)に日本の天皇でした。1868年に即位し、それと同時に日本の封建時代が終了しました。明治天皇は日本の近代化を進め、政治は変化し、列車や馬車など、近代的な物が建設されました。その上に、日本は鎖国を止め、外国人の入国を許可し始めました。
1912年に明治天皇が崩御され、2年後に昭憲皇太后も亡くなりました。その2人の神霊を祀る神社を設立してほしいと求める日本人の声が挙がり、大正9年(1920年)に明治神宮が設立されました。しかし、天皇陛下を祀る神社は明治神宮だけではありません。明治近代国家の設立に合わせ、大業を成し遂げた天皇を祀る神社が他にも誕生しました。現在はいくつかの都道府県に様々な天皇陛下を中心とした神社が建てられています。
注意
明治神宮はとても人気のある観光地であり、基本的に混んでいます。朝の早い時間帯に訪ねても、参拝者が大勢います。日本の歴史を大きく変化させた人物を祀っている神社ではありますが、決して歴史が深く、静寂な境内ではありません。これを考慮した上で、明治神宮の参拝をどうするか決めるといいでしょう。
神様への供えとしてこのように神社の境内にお酒の樽が立ち並んでいることがあります。こういう飲食の供えは神饌(しんせん)と呼ばれています。
明治天皇が西洋の文化を日本に採り入れ、率先して洋食を食べていました。洋酒も飲み、葡萄酒(ワイン)が特に気に入ったので、珍しいのですが、葡萄酒の樽も明治神宮の境内に立ち並んでいます。
豆知識ですが、明治神宮の参道の前に建つ明神(みょうじん)鳥居は、木製鳥居の中で日本最大の鳥居なのです。