靖国神社


著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2022年05月28日
住所:〒102-8246 東京都千代田区
九段北3丁目1−1



日本には枚挙に遑がないほどの社寺があり、その多くは歴史が深い上に、物によっては日本人の誇りです。そうは言っても、本当にあってもいいのか批評が激しく、良く思われていない社寺が存在します。その神社の1社は東京都千代田区にある靖国神社です。明治2年(1869年)に「招魂社」として建立され、戊辰戦争(1868〜1869年)で死没した軍人が祀られています。明治12年(1879年)に現在の「靖国神社」と改称されました。

明治維新(1868〜1889年)が起きてからアジア・太平洋戦争(1941〜1945年)の戦没者も靖国神社で祀られるようになりました。靖国神社が良く思われていない理由はそこにあります。戦没者を祀るのはいいのか、悪いのかはともかく、戦没者はどれも日本の天皇のために戦争に挑んだ英霊として扱われているのが問題視されています。どういう思いで死没したのかはっきりしていないのに、外国人が日本のための英霊と教えられていて、何故日本人以外の国民をそのように祀らなければならないのか不満な声が挙がっています。

靖国神社の歴史などを調べると、祀られている死没者の国籍や神社の創立の経緯などをより詳しく知ることができます。実際に調べ物をすれば、悲惨な物だと強く受け止めていて、靖国神社について永遠と語る日本人がいるとすぐに分かります。境内に「靖國神社遊就館」という資料館があり、情報が詰まった日本人の為になりそうな施設ですが、真実に基づいた資料はどれほど展示されているのか明らかではありません。正確に靖国神社の歴史が教えられていない部分があるという可能性があるので、靖国神社についての事実を奥深く知りたい人は自分で様々な文献を使用して情報集めをすると、何がどうなっているのか分かってきます。

注意
元安倍総理大臣が就任していた頃、毎年靖国神社でお参りしていました。この行動で分かるように、日本人によってはとても大事にしている場所です。東京都を観光する時、靖国神社は絶対に訪ねるべきというオススメの神社ではありません。しかし、意見が分かれる神社で深く語られている場所でもあるので、日本を知る上で、無視してはいけません。寄り道するほどの神社ではありませんが、近くを通ることがあれば、日本で複雑な歴史が詰まった物を見学すると勉強になるでしょう。



靖国神社, 神社, 戦争, 東京都, 東京, 日本


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これは、幕末の長州藩医者・西洋学者・兵学者・政治家だった大村益次郎の銅像です。明治維新に活躍した人物で、靖国神社(当時の招魂社)の創建に力を入れました。



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