神社は日本の神道という宗教の物で、数え切れないほどの神様が祀られています。そのため、様々な形式の神社が建立されています。基本的に神道の神様は自然との関わりが深く、神道を通して日本人は自然への感謝を表します。日本の神様といえば、京都府京都市の「伏見稲荷大社」で祀られている稲荷神が代表的です。昔から多くの日本人が田植えをして自分で米を育て、その年の米が無事に育つように日本人が稲荷神に祈りました。豆知識ですが、日本人は誰も伏見稲荷大社まで祈りに行けたわけではなかったので、日本全国に稲荷神を祀る神社が建立され、現在は日本で最も祀られている神様です。
観光を目的とする歴史の浅い神社もあれば、日本の国生みに関係するほど歴史の深い神社も存在しています。伊邪那岐命と伊邪那美命という2柱の神様が日本を誕生させた後、日本に降り立ち、日本最古の神社と言われている「伊弉諾神宮」を創始しました。歴史が深いだけでなく、「出雲大社」のように謎に包まれた神社も存在しています。現在の建物は元々建立された物ではないようです。大国主大神を祀っているこの神社は、周辺に巨大な穴がいつくか発見され、最初は巨大な柱が沢山設置されたのではないかと推測されています。その柱が階段を支え、階段の上の所に拝殿が建立されたようです。何故これほど高く建立されたのか不明ですが、日本最古の古典である「古事記」に書き記しがあるほど大切な神社です。
日本で山程の祭りがあり、大半は神社の境内かその周辺で行われます。代表的な日本の祭りの1つは京都府京都市で行われる「祇園祭」です。京都府京都市にある「八坂神社」の祭礼で、役1ヶ月を亘って開催されます。祇園祭では、素戔嗚尊(スサノオノミコト)、櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)、八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)という八坂神社の神様が祀られています。祭りが開催されている時、美味しい食べ物や楽しいゲームを提供する屋台が出たり、伝統的な能楽や日本舞踊が披露されることがあったりし、場合によっては街全体が祭り状態です。祇園祭の時は、京都市の真ん中である四条河原町がとても賑わいます。
上記の通り、神社の建物自体は、形が様々です。そして、境内の広さも神社により、大きく異なります。そうは言っても、神社の入り口を示す鳥居が必ず聳え立っています。稲荷神社の場合、鳥居が稲作に必要とされる陽光や温かさを運んでくる赤色が塗装されています。魔除けの色でもある赤色は、稲荷神社以外の神社でも見掛けます。鳥居は神様が宿る境内と外界を分けている大事な物なのです。鳥居の両側か拝殿の両側に狛犬と呼ばれる犬のような形をした石造が基本的に安置されています。魔除けのための物で、邪気を祓い、神前を守護します。設置されている狛犬の1体は口を開けています。これは「阿(あ)」と呼ばれていて、「初め」と意味しています。もう1体は口を閉じていて、「吽(うん)」と呼ばれています。終わりと意味していますが、2体の狛犬は「初めから終わりまで」と象徴している置物です。
下記の記事を通し、MORIKOBOSHIの一押しの神社や歴史が深い神社について知ることができます。この記事を読むことで、神社はどういう物で日本人にとってどういう意味を持つ物なのか学び、より楽しく神社でお参りすることができると嬉しいです。